沖縄の貧困問題
こんにちは、皆さん。さて、今回は、沖縄の貧困問題について考えてみた。
と言うか考えなきゃいけない、なぜなら僕も直面しているから!
皆さんは『沖縄の貧困が無くならない本当の理由』という書籍をご存じかい?
2020年6月頃に初版発行の樋口耕太郎氏が著した本で、沖縄の貧困問題について深く掘り下げています
これは沖縄県民に本当に読んでほしい一冊だ!
さて、沖縄の貧困、この問題は、一見すると沖縄県特有の問題に見えるけど、『実は日本全体が』それは言い過ぎかもしれないけど、もしかしたら沢山の人が関わる深刻な課題かもしれない。
すっっごい簡単にまとめて書いてみたから、所々自分の感じた事なども入っているけども、さらっと読めると思う。
それでは、探っていきましょう。
人間関係の経済
人間関係の経済
まず、沖縄社会の特徴として、「人間関係を最優先する」という文化があるよね。
これは、地域社会の絆を強く保つ一方で、個々の自由や多様性を制限する可能性もあります。
これは沖縄県民なら理解できる部分があるんじゃないだろうか?仲間意識が異常に強いとかね。
他には労働者は昇進や昇給を望むことを恐れ、消費者は新しい商品やサービスを試すことを避けます。
ひと昔前の話だろうが、アルバイトの働きに対して給料を上げようと提案した上司(他県民)、しかし他の人より貰うと文句を言われそうだと辞退するアルバイトの子(沖縄県民)。本書にはそう書かれている。
しかし、これは労働者側だけの問題ではない。僕は料理人時代、自分の料理が上司に安く設定されていた事がある。東京でなら3000円する料理を1700円の価格設定だったのだ。これは沖縄県民のサービスや技術に対する付加価値が安いせいだと思う。県民全体がそうなのだ。
消費者は新しい商品やサービスを試すことを避ける。
まさにその通りで、沖縄県民は、
いつもの行動 いつものサービス いつもの商品
そこから離れたがらない。だからこそ付加価値は目減りしていく。
これらの行動は、経済的な成長や発展を阻害する可能性があります。
基地関連収入の影響
基地関連収入の影響
次に、沖縄の経済における米軍基地の影響について考えてみる。
一般的には、「基地関連収入は県民総所得の5%にすぎない」と言われています。
しかし、基地受け入れの見返りとして受け取る各種の経済援助沖縄振興一括交付金や、酒税軽減措置、那覇空港の着陸料の減額、沖縄自動車道の料金割引、沖縄サミットをはじめとする数々のイベントの開催も含めると、その割合は25%前後にも達すると考えられます。
それにも関わらず沖縄は11年連続の県民所得最下位だと言う。それには色んな意見があるが、補助金で甘やかされ自立ができないと言われたりもしているし。
個人的に、酒税軽減、着陸料減税、自動車道の料金割引が観光業以外で所得への影響はあるのか?と考えてしまう。
さらに観光地や施設、観光イベントの援助の多くが県外企業の売り上げになっているという事実もある。
本書を要約すると。沖縄社会は人間関係を最優先し、強い同調圧力によって出る杭の存在を許さない。労働者は恐れて昇進・昇給を望まず、消費者は価値や技術を軽く見て、商品やサービスの良しあしを比較せずに平凡な定番商品を買い続ける。従順な労働者・消費者に支えられた沖縄企業は変化というリスクを避ける。と言う感じで書かれてる。
もうね!そこは沖縄県民の悪い所が大いに出ている。
沖縄県民は総じて商売が下手なのである。
ウチナンチュのメンタリティー
ウチナンチュのメンタリティー
最後に、沖縄の貧困問題の根本的要因を探るために、ウチナンチュ(沖縄で生まれ育った人々)の価値観やメンタリティーについて考えてみよう。
ウチナンチュの中には、自分たちの生活や社会をより良くするために、自己犠牲を厭わない強い精神力を持つ人々が多くいます。
しかし、その一方で、自分たちの生活を改善するための新しいアイデアや取り組みを恐れ、変化を避ける傾向もあります。
これは、沖縄の貧困問題を解決するための大きな障害となっている。
以上の視点から見ると、沖縄の貧困問題は、地域特有の問題だけでなく、沖縄を取り巻く環境が関わる深刻な課題であることがわかるだろう。
僕はこの本を読んで沖縄が抱える問題は、すごく内側のものだと感じた。
日本人特有の(右に倣え精神とでも言おうか)それが沖縄は悪い方向に傾いてる気がした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
気になった方はぜひ『沖縄の貧困が無くならない本当の理由』をお勧めします。
※記事には広告が含まれます